甲陽軍艦(こうようぐんかん)…[意]江戸初期に発行された甲州流軍学書。全24冊。 この書物は武田信玄の川中島の戦い(信玄VS上杉謙信)等の話が書かれてます。その中の、治国安民の方針を紹介します。 『人は城 人は石垣 人は堀 情けは味方 仇は敵なり』意味は、「民こそが国の礎である。情を持って接すれば堅牢な城となるが、粗末に扱えば国を滅ぼす災害になる」…さすが、戦国最強武将!!本当に上に立つ人の思想だなぁと思いました。更に信玄は自らが定めた『甲州法度之次第』の中でも「信玄が行いについて良心に添わぬことがあれば、貴賎を問わず目安をもって申し出よ。考慮を加えるであろう」と宣言してます。徹底した平等主義ですよね。なんだか、感動と共に今の日本を思うと悲しい気持ちになりました。信玄は城など持たず生涯簡素な館に住んでいたりとか、言葉に説得力があります。家臣や領民が支持する気持ちも分かります。今、日本の上に立つ人達は…でも!私自身も、ちゃんと政治に興味を持たなくちゃなぁと思います。不平不満だけじゃなく。国民の意見を聞き入れてくれる信玄の様な人が現れるのを願いつつ、今回はおしまいです。 明日は『さ』です♪