最近購入した本でオススメは「幽霊名画集」です!文庫で出ているので持ち運びしやすいです☆今日は、そのお話をします☆
さて、私が幽霊画にハマったのは数年前、京都の高台寺で見たのがキッカケでした。本当は、妖怪百鬼夜行の巻物?を見にいったのですが…強く印象に残ったのは幽霊画でした。おそらく、蝉の音やお線香の香り、茹だる様な暑さ…鑑賞するのにピッタリの条件が揃っていたからだと思います。それに加え、線の細そさ、特に髪の毛のリアルさは生き写し(幽霊だけど…)の様で。むしろ、その掛け軸に、住んでる、みたいでした。うっかりすると引き込まれそうな目でした。今まで見て来た何よりも、儚くて静かな絵でした。
普段、私はお化けとか幽霊の類の話は苦手な方です。なのに“この絵は、なんで怖くないんだ?”と不思議な感覚になりました。でも、よーく考えてみたら、小泉八雲さんの本とか、昔の怪談というものは好きなので、多分、その世界感とピッタリしたからかなぁと思います。本当に綺麗とゆうか…なんて言うのでしょうか。脅かす為にパッて現れたとかじゃなく、悲しい物語が見える様な絵でした。
本の話に戻って…名画集というくらいなので、素晴らしい絵が勿論載っています。しかし、私が気になってしまったのは、作者の方が取り上げた、「妖怪」と「幽霊」は違うのか同じなのか、についてです。皆さんは、どう思われますか?私は、パッと考えると「別」と思いました。でも、よーく考えると、雪女は?舟幽霊は?どっち?と考えると分からなくなって、ここ何日か考えてます。妖怪は、対象を定めず、日常起こる不思議な事をする「何か」を擬人化した生き物?で、幽霊は、怨む対象が決まっていて、成仏も出来る、とゆうイメージだったのですが…。よーく考えると、雪女は通常、妖怪として扱われていますが、人の優しさに触れ、溶けて消えたとゆう話もあるので、改めて考えると、訳が分からなくなりました。この本や、別の本を読むと、なんとなく理解出来そうな気もしましたが…。言葉にすると、なんとなく、寂しい気持ちになるので、ずっとモヤモヤしながら、色々考えた方が楽しいかなぁと思いました☆
それでは、また明日もお楽しみにっ☆