ルネサンス…古代ギリシア・ローマの文化を再現し、失われた人間性を復活させようとしたもの。 ルネサンス期を代表するフランソワ1世(位1515〜1547)彼はパリのルーブル美術館(もともとはフランス王の王宮)の造営者です。そんな彼と、ルーブル誕生の秘密?のお話をします☆ フランソワ1世といえば、派手好き、戦争好き、建築好きの王様で、好きな事には惜しみ無く資金をつぎこむタイプの王様でした。 さて、有名なルーブル宮殿…かなり立派な建物ですが、彼がどうやって資金を集めたかというと…。戦争好きの王様は、繰り返しイタリア遠征を試みたのですが、1525年、神聖ローマ皇帝カール5世に大敗し、しばらく捕虜としてマドリードに幽閉されてしまいます。この時、パリ市民が熱心に(それまで、王がパリに寄り付かなかったので、どうにかパリに来てもらう為)保釈金を集め、王様は釈放されたのですが、市民は見返りとして王様にパリに住むように要求しました。しかし、パリには王様に相応しい住まいがなく…。建物を建築するにも、戦争ばかりしていたので国庫も底をついていました。そこで、フランソワ1世は、市民にも歓迎されるやり方で資金集めの方法をあみだしました。その方法は、『LOTERIE(ロトリー)』略して、『LOTO(ロト)』でした。あの、数字あての宝くじです。世界初の試みとなったこの国営の宝くじは、少ない金額で大金持ちになれると、パリの市民に大好評。おかげでみごと、宮廷建築費を捻出する事ができたのでした。あの有名はルーブル美術館は、ロトで外れたパリ市民のお金で出来たわけです。なかなか面白い王様ですよね☆ 明日は『れ』です♪