呂布…?〜198・字は奉先。三国志の登場人物で最強といわれている人物。 はい、呂布です。剣も弓も達人で、腕力もとてつもなく強い武人でした。それ故、権力者に重宝されるのですが…よく主君を変え…よく裏切り…そんな彼のお話をします。 呂布が最初に仕えたのは、丁原という地元の有力者。この丁原に気に入られ養子になりました。そして一緒に都に行くことになったのですが、すでに都は別の人物…董卓が実権を握っていました。少し説明をすると董卓(?〜192)という人物はかなりの悪者。言い方を変えれば頭がキレる人です。都の権力を手に入れる為、争いの中、幼い皇帝を拉致し、実権を握った人物です。話を戻して、そんな無茶なやり方に反対した丁原は、董卓を倒そうとするのですが、その事を察した董卓は、やられる前に豪傑で知られる呂布を味方にしようと企み…呂布は簡単に寝返り(赤兎馬とゆう素晴らしい馬をプレゼントされたかららしい)…義父である丁原を殺し、首を董卓に差し出し、仕える事になりました。そして、董卓とも義理の父子となるのですが…今度は董卓を倒そうとする人物(王允)が仕向けた、連環の計という謀略によって、董卓と呂布の義理の父子の仲を裂き(超美人を争う三角関係で)、呂布が董卓を殺すように仕向けたのです。で、また義父を殺してしまうのでした。その後に、主君を裏切ってばかりの呂布は流浪していたのですが、その時救いの手を差し延べてくれた蜀の劉備までも裏切って城を乗っ取ったりしました。 こんなやりたい放題の呂布ですが、私は好きです。凄い強いけれど、上に立つ器が無かったんですよね。その気も無かったとさえ思います。馬や女ですぐ裏切ってしまう。目の前の宝しか見えないが故に。でも、その時代なので、皆、やってる事は同じなんですよね。でも呂布は強すぎて、味方にも危険と思われていたし…主君と心から思える人とも出会えなかったから…無謀な人生を送ってしまったんじゃないかなぁと思います。 明日は『る』です☆