伊藤若冲…1716年〜1800年・画家
大好きな日本画家です!初めて絵を見た時、美しさに驚き、感動しました。今日は若冲さんについて語ります☆
オススメの絵に「蓮池図」という池に浮かぶ蓮を描いた紙本墨画があります。私は、それまで見てきた墨で描かれている絵は絵心も知識も無いので、“良さ”が分かりませんでした。しかし、若冲さんが墨で描いた絵は違いました。繊細で綺麗なんです。墨しか使ってないのに、なんだか柔らかそうでした。蓮には虫食い?病葉?があって、リアルで、それ故に美しいのかなぁと思います。静かなのに存在感があり、綺麗なのに違和感のある不思議な絵です。オススメです☆
あと私は、若冲さんの絵によって感じるシュールさや「奇」な所が好きです。動物、植物は、本物より本物っぽいです。犬はともかく、若冲さんの描く鶏は本物以上に見えます。私の脳内では「ニワトリ」をイメージすると、生きてる鶏も見てきたはずなのに、若冲さんの描いた「鶏」が出てきます。気になって、若冲さんの本を読んでいたら、なるほど、と思える事が載っていました。それは、大典さんが(若冲さんと親しい、お坊様)若冲さんの事を記す所によると、生き物をずっと見て、見尽くすと、その生き物の「神気」が見えてくるから…とゆう内容でした。「神気」とゆうものが、何かは掴めませんが…そこまで見える人だから、あんなに素晴らしい絵を描けるんだなぁと思いました。私が鶏を見尽くしても、「神気」が見える様になれるとは思いませんが、もし、見えたら…と思うとドキドキします。若冲さんの絵が動く気がするんですよね。なんとなく、そう思いました。私の中で「神気」とは「付喪神」的な感じなのかなぁと思いました。多分、間違っていますが(笑)
はい、そんなこんなで、また明日をお楽しみにっ☆